・アスベスト(石綿)とCSR | 社労士ノート[女性の就業環境を考える]

・アスベスト(石綿)とCSR

先月半ば、またもやアスベスト被害にあった女性が

大企業から見舞金を支払われるというニュースが流れました。


概要は以下


兵庫県でアスベスト(石綿)建材を製造していたメーカー

(解散済)の工場のそばで幼少期を過ごしたという

女性(45歳)が、”中皮腫”というがんを発症。


これはアスベストが原因である可能性が高いとして

メーカーに資本参加していた住友大阪セメントが

女性に見舞金200万円を支払うことを決めたというもの。


以上概要


じつは企業が自社の従業員以外に金銭の支払いを

するのは、今回で2社目。


ということで、今回の見舞金200万円という額は

おそらく前回行われたクボタのケースを参考にしたと

思われます。


ちなみに共通点は


・見舞金額は200万円

・尼崎労働者安全衛生センターが女性を支援


こうしてみると尼崎労働者安全衛生センターの活動に

拍手を送りたいところです。


もっとも敷居の高そうなこういった団体へ支援を

依頼する女性たちの行動力こそがこのような結果を

生んだのですが。


クボタがホームページでこの件に関しての考え方を

発表していますので、参考までに読んでみると

いいかもしれません。


> クボタホームページ



最近は企業の社会的責任(CSR)が

非常にクローズアップされています。


ですので、大企業であればあるほど、

社会の評価に敏感です。


社会の評価とはつまり、個人の評価の集合体です。


そのことに気がついた企業だけが発展を続けられる。


そんな社会になってきたのかもしれませんね。



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来年4月よりいよいよあの法律が施行されます!


そう、【新会社法】です。

書店に行くと、様々な本が並んでいますよね。


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もうひとつ、大切な法律が施行されます。

【公益通報者保護法】です!


う~ん、地味・・・(笑)。


今のところブレイクしていませんが、来年の春には

ビジネスシーンのいたるところでこの法律の話が

展開されていることでしょう!


ですが、書店に行ってもこの法律に関する本は

専門書が1,2冊程度・・・敷居が高すぎます!


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