少子化対策とは | 社労士ノート[女性の就業環境を考える]

少子化対策とは

【少子化対策とは】

ずいぶんとあらたまったタイトルをつけました。

なんだか更新が進みませんので、ワードのネタ帳からまじめな話題をちょっと拾ってみたのです。


さて

日本の少子化対策を社会保障という面(私の業務上関係の深い面)から考えると、やはり出産期間中と育児期間中の二つが重要だと思います。


出産から育児という流れ(行為)はいったい誰のため?

と考えて見ます。

そんなの自分(家族)のためだよ!

とも思いますが、ここでは無理やりでもいいので、社会(日本という国を単位とした地域社会)のためでもあるのかもと考えます。

社会のために出産し育児する。


なんだか実に嫌な考え方ですが(笑)、

この日本と言う国は税金という同じシステムで運営されているわけですし、その構成員を増やし維持するというのは、大切です。

小さく小さく考えると、国民全員が【同じ屋根の下暮らす家族】ともいえるわけです。

そうであるならば

出産~育児という負担を負う人(女性男性問わず←生むのは女性のみかしら?)に対して、他の家族は配慮してあげなくてはいけませんよね。

ですから、他の家族が支払った税金までもを投入して諸手当(児童手当)を支給しています。

家族全員のために出産~育児をしているんだから(と考えれば)、妥当な施策だと思います。

ですが、この児童手当には所得制限があります。

これによって、共稼ぎの世帯では、ほぼ児童手当は受け取れません。


これはいかがでしょうか?


出産~育児という行為が社会全体の利益であるならば、収入が多かろうと、少なかろうと、関係なく児童手当は渡すべきなのではないでしょうか?


そのあたりの不公平感が、少子化対策を混乱させている感じがするのです。


子供を生み育てることが損得で語られるという日本。

所得制限を課すのは、もっと別の部分にしていただきたいものです。


(所得制限なしの子育て支援=医療費の無料化)などを行っている自治体も増えてきました。私はこれ賛成です。